トレーナーやニット、コートにマフラー。冬用衣類のお手入れで多くの人がうんざりするのが、毛玉問題ではないでしょうか。
冬の衣類には毛玉ができやすい理由があります。ひとつは乾燥がひどくなり生地が毛羽立つから。また、摩擦で絡まりやすい素材の衣服が多いからです。
せっかく素敵な服を購入しても、毛玉が目立てばたちまち魅力は失われます。
毛玉は取り除きたいけれど、手間と時間がかかって面倒……そんな方に強くおすすめしたいのが、FrSaraから販売されている電動毛玉取り器の「LINT REMOVER」。
これを使い始めてからというもの、毛玉取りに革命が起きました。毛玉取りのストレスを最小限で抑えたいという願いを叶えてくれます。
今回は使い勝手も効果も最強の毛玉取り器について、レポートします。
超カンタンな使い方と正直な使用感
たった1つのボタンの上に丸い液晶がついた、超シンプルな設計。説明書を読まなくても、開封したら速やかに使い始められます。
本機器には3段階のモードが搭載されており、生地と毛足の長さに合わせて最適なモードを選べば、より綺麗に仕上がるとのこと。
ここでは商品の具体的な使い方と、実際の使用感を紹介していきます。
使い方と画面の表示の見方
ボタンを押すと機器が始動します。始動直後は1段階目でのモードが適用され、1回押すごとに段階が上がります。3段階目で押すと、電源オフ。
画面の数字は充電残量を表し、縦のバーは使用中のモードを示しています。直感的に理解しやすく、ユーザー思いな仕様といえるでしょう。
マフラーとセーターに使用してみた
毛玉が目立つマフラーとコートを用意して、使い心地を確かめてみました。
最初はマフラー。販売ページによるとマフラーに最適なのは2段階目ということで、そのモードに設定し検証してみました。
まず気になったのが音の大きさです。6枚の刃が回転して毛玉を刈り取る仕組みなのですが、回転音とモーター音が耳につきます。1段階目のときからそこそこの音量で、回転数が上がるにつれうるさくなっていきます。
該当部分を上下に往復していると次第に毛玉は次第に減っていき、30秒もかからず繊維の表面がなめらかになりました。
次はコートで確かめてみます。
コートは3段階目が推奨されていました。騒音は無視できないほどで、体感ではありますが掃除機と同レベルではないかと思いました。
最高段階モードで刃の回転数が多いがゆえに、仕上がりは目に見えて違っています。
また後片付けは驚くほどシンプル。
持ち手に組み込まれているゴミ受けを下にスライドすると、本体とゴミ受けが分離します。ゴミ受けは透明になっているので、ゴミの蓄積量が分かる仕様になっています。
排出音が明らかな弱点とはいえ、使いやすさと性能は光るものがありました。
知らないと後悔する注意点
おおむね満足している半面、使っていくうちに商品レビューには書かれていなかった、注意すべき点が明らかになりました。
私は実際に大きな失敗を犯し、コートを処分するはめになりました。これは特別なケースではなく、誰にでも起こりうる事例だと考えています。
ここでは実体験に基づく注意点をお伝えします。
編み目が粗いものは傷む可能性がある
ざっくり編まれた衣服だと、刃先が編み目に絡まって繊維が千切れる危険性があります。
私は実際に編み目の粗いコートを毛玉取り器にかけた際、繊維が切断されて、より毛玉が増えました。毛玉が増えるだけならまだしも、縫製部分に至っては下地が露出するほど刃先が食い込んでしまいました。
編み目が粗い冬服は、毛玉の根本をハサミでカットして整えるようにしましょう。
稼働可能時間が販売ページの表記より短い
稼働可能時間を計測してみたところ、問題を発見しました。
3段階のうち最も使用されるのは、セーターの処置に適した2段階目でしょう。
販売ページによると満充電下から使用を開始した場合、2時間18分充電が持つと記載されていましたが、私が計測した結果と大きくずれていることが判明しました。
1パーセント減らすのに要した時間は48秒で、100パーセントに換算すると4800秒です。単位を揃えると、4800秒は1時間20分の計算になります。
表記上は2時間18分、計測値は1時間20分。使用時間は周囲温度により異なる場合があると注意書きされているものの、1時間の差は無視できません。
毛玉取りの悩みにピリオドを
この製品にかかれば、毛玉取りはストレスではなくなります。それどころか簡単に取り除けることに感動し、お手入れが楽しくなるでしょう。
排出音の大きさや電池の減りが表記より早いことを差し引いても、すばらしい性能だといえます。
手間と時間を短縮したい方には、とてもおすすめです。
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